本ページでは、メンズ向けの長財布のおすすめブランドと長財布の選び方を徹底解説していきます。
財布はお金を入れる道具というだけでなく、その人のファッション性や価値観、ステータスを見られる側面を持ったアイテムです。肌身離さず持ち歩く財布はその人の「こだわり」や「性格」が見え隠れするアイテムと言っても過言ではありません。
ここでは、「ブランド」、「素材」、「価格」という観点からメンズ向けのおすすめ長財布をブランドとともに紹介していきます。自分の財布選びはもちろん、プレゼント選びにも参考にして頂ければ幸いです。
日本のブランド
会計時にスーツの内ポケットからサッとスマートに取り出す仕草に合うのはかぶせ蓋長財布です。かぶせ蓋長財布を選ぶ際にチェックするべきは、服装のシルエットを崩さない薄い構造という点です。二つ折り財布や三つ折り財布はもちろん、ラウンドファスナー長財布でもふっくらと「ポケットに入っている」とわかる様子はあまりおすすめできません。
本項では、シルエットを崩さないスマートな薄い構造かつ長期間の使用に耐えうる耐久性を備えたかぶせ蓋長財布をご紹介いたします。
COCOMEISTER(ココマイスター)
価格帯:30,000円~125,000円
ココマイスターは2007年にスタートした比較的若い日本のブランドですが、豊富な素材を巧みに使用した豊富な財布をラインナップしており、その人気は爆発的成長を見せました。15種類以上の皮革シリーズが用意されており、それぞれに長財布から二つ折り財布、小銭入れと用意されているためアイテムの種類は多岐にわたります。
ひとつひとつの財布を日本の職人たちが手作りしているため在庫切れとなることもしばしば見受けられますが、在庫新着メールが届くなり完売するアイテムも見られる等、その品質は国内ユーザが認めています。
おすすめ長財布
ジョージブライドル・ブレニムウオレット
ブランド | ココマイスター |
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素材 | ブライドルレザー |
シェルコードバン・スタンフォード
ブランド | ココマイスター |
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素材 | シェルコードバン |
クリスペルカーフ・ロシュウォレット
ブランド | ココマイスター |
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素材 | クリスペルカーフ |
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)
価格帯:35,000円~270,000円
日本製レザーブランドの一角として人気のあるワイルドスワンズは、財布の縁が曲線を描いた独特なシルエットが印象的なブランドです。欧州の優れた皮革を使用したこだわりのフラップ長財布「WAVE(ウェイブ)」や二つ折り財布「GROUNDER(グラウンダー)」等、非常に人気の高いアイテムをラインナップしています。しかし、その人気のためかアイテムがなかなか「在庫あり」の状態にはならない品薄状態が続いています。
ワイルドスワンズの定番長財布のWAVEです。ワイルドスワンズらしい曲線のフラップ部分が特徴的な長財布で、ボタン式のため安全性にも配慮がなされています。ワイルドスワンズでは様々な皮革が用いられていますが、こちらの財布はベルギー牛革のサドルプルアップが採用されており、堅牢でエイジングが楽しめるメンズ向きの革となっています。
ワイルドスワンズの中でも屈指の人気アイテムですので、購入の際は在庫状況と相談する必要があります。
CYPRIS(キプリス)
国産ブランドのキプリスは豊富な素材を使用した様々なシリーズをラインナップしており、その中でも「キプリスコレクション」にはクロコダイルを始めとした高級皮革を使用した高級ラインも存在しています。また「ハニーセル」というカードの取り出しやすい形状を取り入れるなどユニーク性も富んでいるブランドと言えます。使用している皮革によって価格帯に幅があり、安価なものでは2万円台の長財布もあるので、ちょっとしたプレゼントにも最適なブランドです。
長財布 オイルシェルコードバン&シラサギレザー
キプリスのかぶせ蓋長財布。外装にコードバン、内装にはキプリスオリジナルレザーのシラサギレザーを用いた贅沢な仕様となっています。ササマチ構造のため財布は厚みを抑えていますが、カード、紙幣、小銭入れも収納できるオールラウンダーな長財布で、自分用にはもちろん、名入れ注文もすることができるためプレゼントにも大変おすすめです。
ビジネスシーンにはもちろん、プライベートでも大人の男性を演出できる上品な長財布です。
FARO(ファーロ)
国産ブランドであるファーロを象徴する極薄財布のスペリオフィンカーフ。この財布は一つのパーツが1mm以下という非常に薄い構造となっており、機能美を追求した洗練されたデザインが特徴的です。非常に薄いため服装のシルエットを崩さないようにポケットに忍ばせるにはうってつけの財布となっており、また耐久性を損なわないように職人たちが腕を見せるべた張りなどの技術も使われています。
ファーロを代表するスペリオ フィンカーフ長財布です。極薄財布として知られているこの財布は一枚が1mm以下という非常に薄いパーツで構成され、財布が厚くならないように工夫が施されています。またそのシルエットと合う上質なカーフレザーの手触りの良さ、質感はフォーマルファッションにベストマッチな長財布となっています。
GANZO(ガンゾ)
日本の高級レザーブランドとして評価されているガンゾは、上質な厳選された素材と日本の熟練職人が作る財布が人気となっています。使用されている素材にはコードバン、ブライドルレザー、エキゾチックレザーと種類に富んでおり、それぞれの素材の持ち味を生かした製品づくりを行っています。
また財布の特徴としてはシンプルを極めたデザインが多く、財布の内側に大きなロゴが刻印されているのもガンゾのひとつの特徴です。
ガンゾの定番であり最も人気の高いコードバンシリーズのラウンドファスナー長財布です。外装に使用されているコードバンは希少価値の高い水染めの国産コードバンを用いており、透き通るような美しい色艶が特徴的です。内装にはヌメ革が用いられており、濃い色の外装とのコントラストが美しく、大きなロゴがガンゾらしさを表しています。
海外のブランド
海外のブランドには素材にこだわったレザーブランドはもちろん、メゾンと呼ばれるファッションブランドにも多くの人気な長財布があります。
それらのハイブランドの長財布はブランドのロゴを主張したデザインやファッション製の高い財布も多く、レザーブランドのシンプルな財布とは趣の異なる人気財布が多くあります。
Paul Smith(ポール・スミス)
価格帯:20,000円~50,000円
海外ブランド勢の中ではリーズナブルな価格設定で若年性にも非常に人気の高いポールスミス。ポール・スミスを象徴するデザインとしてカラフルなストライプを施した「マルチストライプ」シリーズの長財布はお洒落なメンズを印象づけます。こだわった皮革を内外に使用しているため経年変化を楽しめる少数派のハイブランドです。
ポールスミスの定番アイテムである「ストライプステッチタブ」の長財布。ストライプ柄のステッチをアクセントに差しているお洒落なデザインで、カジュアルシーンやちょっとしたビジネスシーンでも使用できるオールラウンダー。皮革は透明感のある艶のオイルレザーを使用しており、上品に仕上がっています。
また価格も公式オンラインストアにおいて2万円なので、高校生や学生にも非常におすすめできる使いやすい長財布です。
COACH(コーチ)
価格帯:30,000円~50,000円
アメリカでスタートした現在では世界が認める人気ブランド。ポールスミスについで比較的お手頃な価格設定がなされているため高校生や20代にも人気が高く、デザインも豊富に用意されています。「C」の文字でデザインされたコーチの象徴的なシグネチャーウォレットやフルタンニンで鞣された牛革や型押し等、カジュアルなバリエーションも豊富でシンプルなものまでラインナップされています。
BVLGARI(ブルガリ)
イタリアの人気高級ブランド。財布よりも香水やジュエリーが代表的なアイテムとされていますが、同等の高級感を持つメンズ財布もラインナップされています。ブルガリの象徴とされるパラジウムプレートがアクセントなっている財布が多く、30代・40代など紳士系なメンズにぜひ持っていただきたい高級財布です。
ブルガリの定番、かぶせ蓋長財布です。素材にはグレインカーフレザーを用いており、ラグジュエリー感のある財布となっており、正面には「ブルガリ・ブルガリ」のモチーフであるブラスパラジウムプレートの金具がアクセントとして輝いています。
カード、紙幣はもちろん、コインケースも付いているオールインワンな財布のため大人の普段遣いにも活躍できそうな長財布に仕上がっています。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
フランスを代表するハイブランド。ハイブランドを列記する場合は外すことのできない程の地位にあるルイ・ヴィトン。シックなデザインと言うよりはさりげないお洒落を演出しているメンズ長財布が多く、ルイ・ヴィトンの象徴とされるモノグラム財布もメンズアイテムの場合は黒の同色系で統一されており、モノトーンなイメージのため気取らずに持つこともできます。もちろん、ルイ・ヴィトンらしいデザインを主張したデザインの長財布も多く、価格も10万円以上するものも多くあります。
GUCCI(グッチ)
世界的にも人気なイタリアを代表するファッションブランドのグッチ。現在のグッチはシンプルな財布はもちろんのこと、非常にカジュアル寄りな長財布が豊富にラインナップに加わっています。これはグッチのデザイナーの変更によるものが大きく、個性の強い長財布が多いためお洒落が得意な方には最適な財布と言えます。モダンでクラシカルなデザインな長財布も多いですが、やはりプレゼントには避けた方が良い財布も多いブランドとも言えるでしょう。
DIESEL(ディーゼル)
イタリアのファッションブランドであるディーゼルの長財布は非常にメンズらしいデザインが多く、価格もリーズナブルな長財布が多いのも特徴的です。そのため、高校生や20代と言った若年層へのプレゼントにも最適ですが、オールレザーというわけではないので、こだわりを持った男性へのプレゼントには気をつけたいところです。自分が使うにしても非常にコストパフォーマンが高い優秀なブランドと言えます。
BURBERRY(バーバリー)
イギリスを代表するモダンな印象の人気ブランドのバーバリー。バーバリーの長財布は比較的シックでシンプルなデザインのものが多くイギリスらしい高貴なイメージがピッタリの長財布が多くラインナップされています。メンズ長財布にもバーバリーの象徴デザインである「ヴィンテージチェック」もあり、内側のシックな皮革とのコントラストが非常に美しい財布です。 ]
PRADA(プラダ)
イタリアの女性用おしゃれブランドとして周知されているプラダですが、メンズ財布も非常に豊富に取り揃えてあります。シックな黒で統一された長財布にプラダのメタルロゴが施された大人なメンズ向け財布やプラダではお馴染みの「サフィアーノレザー」を使用した各財布がラインナップされています。アクセントカラーを置いたデザインやグラデーションといった「色」で遊んだ財布も多いのも特徴的です。
HERMES(エルメス)
世界最高級と称されるフランスのブランドのエルメス。高貴な品格は他ブランドを寄せ付けない風格を持っており、こだわりの皮革を使用した最高級財布には相応の価格設定がなされているため手を出せるユーザはそう多くありません。非常に高価な財布が多いためECサイト等での中古品や偽物には注意しましょう。
エルメスのL字ファスナー長財布。非常に薄くスタイリッシュな長財布で、シンプルながらもエルメスの高級感を漂わせる存在感があります。内装には小さくロゴが施されており、ファスナー、コバ、カードポケット等の細部までも繊細で緻密な技術が見受けられる逸品です。
価格は30万円を超える超高級財布ですが、一度は持ってみたいブランドのひとつです。
Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)
イギリスの3大レザーブランドに数えられるホワイトハウスコックス。英国にて長い歴史を持ち皮革製品を作り続けてきたノウハウがWHCの財布に詰められており、品質の高さとお洒落な配色に日本国内おいても非常に高い人気があります。ホワイトハウスコックスの代表的アイテムには三つ折り財布がありますが、シックな長財布から配色・素材にこだわった「ホリデーライン」と言われる人気アイテムは多くあります。
ホワイトハウスコックスの人気アイテムであるホリデーラインのラウンドジップウォレット。定番のブラックに映える白のステッチを施したお洒落な長財布。財布正面にはWHCのロゴが刻印されており、内装はパープルが採用されている2トーン仕様となっています。シンプルながらも上品なお洒落感を放つWHCらしい財布です。
IL BISONTE(イルビゾンテ)
イタリアである革の本場の名ブランドのイルビゾンテ。日本国内においてレディースはもちろん、メンズからも人気の高いレザーブランド。上記で紹介したハイブランドとは異なる趣を持っており、革の質感や風合いに重きをおき、経年変化する楽しみを見つけられるブランドで、切りっぱなしのコバや革の裏面をそのまま使用した財布は革の素材本来の「良さ」を体感できる財布ばかりです。特にカラー「ヌメ」は高い評価を得ているので、冒険気分でヌメの長財布を持ってみるのもいいかもしれません。
イルビゾンテの斜めフラップのヌメ長財布です。イルビゾンテの長財布は常識に因われないユニークな形のものが多くあり、スタンダードなかぶせ蓋やラウンドファスナータイプはもちろんのこと、がま口やこのような斜めフラップが特徴の財布など種類に富んでいます。
ヌメはもっとも革を楽しめることのできるカラーとして非常に人気が高いのです。
長財布の選び方
ここではメンズ向けの長財布の選び方、長財布の種類を紹介していきます。
一言に「長財布」と言っても財布の構造には種類が存在します。定番とも言える「かぶせ蓋長財布」や「ラウンドファスナー長財布」の他にもマチのタイプや小銭入れの有無等もあなたの使用するシーンによって最適な長財布を選んでみてはいかがでしょうか。
マチの種類
財布の構造の名称に「マチ」という部分があり、長財布で言うと財布の底の部分の構造を指しています。このマチにはいくつかの種類があり、容量やデザインに大きな違いが生じる大事な部分です。主に使用されるマチの種類は下記の3種類です。
- 笹マチ
- 通しマチ
- 風琴マチ
笹マチ(ササマチ)
笹マチ(ササマチ)は、財布を横から見て、下部に行くにしたがってどんどん細くなっていく構造のことを指します。そのため長財布の厚みは薄くなり、スタイリッシュなシルエットデザインになる特徴があります。スーツやコートの内ポケットに入れる長財布にはおすすめの構造です。反面、容量も少なくなるデメリットがあり、お札やカードを多く入れる方には向かない財布とも言えます。
通しマチ
通しマチは、財布の底にもマチがある構造を指します。財布の底が広がるようになっているため、収納力はササマチよりも格段に増す構造です。お札やレシート、パスポート等を入れておきたい方におすすめしたい収納力がある長財布です。反対に、財布が厚くなるため後ろポケットや内ポケットに入れる長財布としては向かない傾向にあります。
風琴マチ
風琴マチは、マチの折り目が外側に向いている少し変わった構造を指します。一般的な長財布ではマイナーな風琴マチは、造り手の技術が見え、すこし複雑な構造となっています。
風琴マチは、長財布よりも名刺入れ等でよく用いられ、マチにカードが当たらない構造のため、カードの端が綺麗なまま収納することができます。
小銭入れの有無
長財布を購入する際に気をつけたいポイントのひとつとして挙げられるのが小銭入れの有無です。
小銭入れがない長財布「純札入れ」では、カードと紙幣しか収納することができませんが、小銭入れがない分、長財布の厚みが薄くなるメリットがあります。さらに小銭入れはどうしても硬貨によって汚れてしまうため、財布を綺麗な状態を保ちたいという方には小銭入れがない純札入れがおすすめです。
小銭入れがある長財布は、長財布の他に小銭入れを持つ必要がなく、どのようなシーンにも対応できるオールラウンダーな長財布です。しかし、小銭入れが付いているため、順札入れよりも価格は少し高くなり財布の厚みも増すデメリットを持っています。
ファスナー派?ボタン派?様々なタイプから選ぶ
長財布には多様な形態があるため一言に長財布と言ってもデザインの印象や使い勝手はそれぞれ大きくことなります。使うシーンによっても変えることができる長財布を大きくわけると以下の4種類になります。
- かぶせ蓋タイプ
- ラウンドファスナータイプ
- L字ファスナータイプ
- フラップタイプ
かぶせ蓋長財布
非常にシンプルでオーソドックスなかぶせ蓋長財布は二つ折り長財布とも言われており、最も薄い構造の長財布です。そのためスマートな印象の財布が多く、ビジネスシーンによく用いられている汎用性の高いタイプとなります。
背広やコートの内ポケットへ入れることのできる薄いタイプもあり、ビジネスマンにとっては強い相棒となる長財布です。
ラウンドファスナー長財布
ラウンドファスナー長財布はラウンドジップ長財布とも言われているファスナーがぐるっと一周回っている長財布のこと。現在ではこのタイプの長財布が非常に高いシェアを誇っており、海外・国内ブランドでは必ずと行っていいほどラインナップされているタイプの長財布です。
安全性や容量が群を抜いて高いため使えるシーンも多くなる反面、価格が最も高いタイプとも言え、携帯性もイマイチというデメリットもあります。
L字ファスナー長財布
L字のように2面にファスナーが付いているL字ファスナータイプの長財布は、上記の2種と比較するとマイナーな位置にいますが、使い勝手のよいニーズの高い長財布です。ラウンドファスナータイプよりも開閉は不便ではなく、安全性や容量もやや高めの長財布で他と被りにくいという面もあります。
海外ハイブランドよりも国内のレザーブランドのほうがラインナップしており、皮革にこだわった財布が多く見受けられます。
フラップタイプ長財布
レディースの長財布に多く見られるフラップが付いている長財布。フラップ部分にはボタンがあり不用意に開閉できない安全性がある他、ファスナータイプよりも開閉が簡単な利点があります。またフォルムもお洒落かつデザイン性が高い印象で比較的若年層に人気のタイプとなります。
しかし、財布の中にものを入れすぎるとボタンがきつくなったり、ボタンの劣化を早めてしまうという面もあるため、仕様にはボタンへの配慮が必要となります。
長財布の特徴とメリット・デメリット
ここまで長財布の紹介をしてきたため、長財布の特徴はある程度わかるかと思いますが、二つ折り財布ユーザでこれまで長財布を使用したことのない方や財布自体にあまり興味がなくこだわりをもっていなかった方などのために長財布を持った際のメリット・デメリットをおさらいしましょう。
メリット
長財布を持つことによって得られるメリットは主に以下の通り。
- 容量の高さ
- お金・カードの出し入れ易さ
- お札を曲げない
- 高級感がある
1つ目、2つ目はおさらいをするまでもなくひと目見ただけでわかるかと思います。二つ折り財布やコンパクト財布と比べて容量は長財布の右に出るタイプはありません。特にラウンドファスナー長財布は大容量のものが多く、財布にお金以外のポイントカードやレシート、領収書などをこまめに入れておく方には長財布以外の選択肢はありません。
会計時にもっとも感じられるものの出し入れのしやすさも、長財布にはマチを設けた財布が多く、財布の中の可視性や指の入れ易さは不器用な方にも安心です。
しかし、やはり男性の長財布をもつにあたって最も主張したいのが3つ目、4つ目の利点です。長財布は紙幣を曲げずに入れることができるため、会計時にはピンと張ったお札を出すことが可能です。これはどちらの財布を使用すればわかることですが、非常に気持ちのいい瞬間です。さらにピン札であった場合などは尚更気持ちがよく、受け取った方も「おっ!」となる瞬間になります。
最後に大人の男性であれば腕時計や靴にお金をかけるように財布も人に見られるアイテムのひとつです。ちょっとした際に見られる財布が高級感漂う長財布であった場合、その人の見る目も異なってきます。
デメリット
長財布の苦手とするシーンや持っている際に気になってしまうデメリットをおさらいしましょう。
- 携帯性
- 価格面
長財布の不利な点は何と言っても携帯性です。バッグインを基本とする長財布にはふらっとした散歩や子供と一緒に遊ぶ際、ライブ等、あまりバッグを持ちたくないシーンに非常に邪魔に感じられるときがあります。コンパクト財布や二つ折り財布の場合はポケット1つに収まるサイズのため手ぶらで出かけることが可能ですが、長財布の場合はそうはいきません。
もちろん、後ろポケットへ長財布を入れることはおすすめしません。型崩れやスレなどの劣化に繋がり、落下やスリなどの被害にも遭う可能性を高めてしまいます。
さらに長財布は構造上、皮革や縫製部分が多いため財布の形態の中でもっとも高価な財布と言えます。二つ折り財布の2倍の価格のブランドもあるためその点も考慮して長財布を選ぶ必要があります。