本ページではエキゾチックレザーの代名詞であるクロコダイルを使用したおすすめ財布とクロコダイル財布の仕上げ方法についてご紹介致します。他の皮革とは一線を画する存在感を放つクロコダイル財布。均等に並んだ大きな鱗は一目見ただけで魅了させる力を持っています。
目次
圧倒的存在感を放つクロコダイルの魅力
牛革や馬革とは一線を画する存在感を放つエキゾチックレザーの代名詞とも言えるクロコダイルレザー。規則的に並んだ大きな鱗は同一のものは二つとない唯一無二の模様となり、ひと目見ただけでその高級感と迫力に目が離せなくなってしまう魅力を持ちます。
また、クロコダイル財布ひとつ持つだけで、その方のファッション性が上がるのも事実です。フォーマルでシンプルな服装をなさる方でもクロコダイル財布を合わせることによりアクセントとなり、その方を見る目が変わることは間違いありません。
「持てる」というステータス
クロコダイルを採用された財布は、素材の希少性・製造の難しさにより、見た目と同様に牛革財布とはかけ離れた価格帯が設定されており、一般的な企業に従事する方にはなかなか手が出せず、持つこともためらってしまうイメージがあります。そのため、それを持つことができるという「ステータス」もクロコダイルを購入する方を引きつける一つの要因ともなっています。
風水の観点からも良い素材?
財布はその人が常に持っているアイテムであり、お金の出し入れをする重要な存在のため風水の観点からも大きな役割を持ったものとして扱われています。そこで重要になるのが財布の「素材」や「形(タイプ)」、「色」と言われています。中でも噛む力のある動物の皮革は「一度手にしたものは離さない」とされており、クロコダイル財布は金運にご利益があるとされています。
もちろん、風水というのは自分が信じるか否かという曖昧さがある指標ですが、せっかくご利益があるとされているのでしたら、「良い」に越したことはありませんよね。
クロコダイル財布を選ぶときの3つのポイント
非常に高価なクロコダイル財布を購入しようとお考えの方は、一言に「クロコダイル財布がほしい」と言っても原革や加工方法の種類により選択肢は多くあります。そこで、自分が本当にほしいと思ったクロコダイル財布と最も違いイメージのものを購入できるようにポイントをピックアップさせていただきます。
表面の加工方法
最も与えるイメージの差が大きいのはクロコダイルレザーの表面の加工方法です。多くのブランドの場合、シャイニング加工とマット加工の2つを用意しているかと思います。
シャイニング加工
名前からもわかるように革表面が綺羅びやかに輝くシャイニング加工。ラグジュアリーのように光沢を見せるため、クロコダイルの存在感がより一層増す加工方法です。その輝きは他の皮革では絶対に表現できないものなので、クロコダイルを持つのならシャイニング加工を施された大胆な財布を持つのおすすめです。
マット加工
シャイニング加工とは反対に落ち着いた表情を見せてくれるマット加工。クロコダイルというエキゾチックレザーの派手さを抑えた大人なシックなデザインが財布とは相性がよく、気兼ねなくクロコダイル財布を持つことができる加工方法です。
ヒマラヤクロコダイル
ヒマラヤクロコダイルは白色に染色されるため傷が少ない質の良い皮しか使用できないためとても貴重な皮革です。雪解けのヒマラヤ山脈を彷彿させるグラデーションが見事でセレブ御用達の素材となっています。
原革の種類
次にワニの種類についてです。ワニの種類により鱗の大きさ、並び方、均一性など多くの特徴が異なります。正式に「クロコダイル科」に属しているワニには以下の4種類あります。
スモールクロコダイル(イリエワニ)
「ポロサス」という学名で知られており、一つ一つの鱗が比較的小さく、綺麗に並んでいるためクロコダイルの中で最も人気が高く、エルメス等のハイブランドにも使用されています。人気が高い反面、希少価値が高く流通量も少ないため、高値が設定されています。
ラージクロコダイル
ラージクロコダイルと呼ばれることからわかるように比較的鱗が大きくバッグにも多く使用される種類です。
ナイルクロコダイル
アフリカ原産のナイル川に生息するワニで、鱗は長方形でスモールクロコダイルとラージクロコダイルの中間くらいの大きさです。丸みのある長方形が綺麗に並んでおり、日本産高級ブランドのガウディやキプリスコレクションでも使用されている種類です。
シャムクロコダイル
鱗はイリエワニよりも大きく長方形です。鱗のバランスがよく並びも綺麗なことから人気の種類となっています。現在は絶滅危惧種に指定されており、養殖されたものがタイから輸入されているものに限られています。
内装の皮革との組み合わせ
見る人を圧倒させるクロコダイルですが、これほどインパクトのある外装と組み合わせられる内装にはどのようなものが合うのでしょうか。
ほとんどのブランドでは、クロコダイル財布は外装にのみクロコダイルを用いられており、内装には外装を引き立たせるようなシックなカーフ等を合わせることが多いですが、本ページでピックアップするブランドには予算を惜しまない方のための無双タイプやクロコレザーにも負けない皮革を採用した財布もありますので、ぜひチェックしてみてください。
熟練職人が作るおすすめ国内外ブランド6選
多くの財布に用いられている牛革とは大きく異なるクロコダイルですが、「皮革」という部分では同じです。本物のリアルクロコでは、比較的安価で市場で売られている型押しとは違い、エイジング(経年変化)が楽しむことができます。使用していく中で徐々に手に馴染む感覚と変化していく皮革を見ることが出来ます。もちろん、本ページで紹介している各ブランドはクロコダイルの本革を使用しています。
クロコダイルは高級層として大変人気のある皮革です。多くのブランドでクロコ財布は取り扱っており3万円台の安価なものから高品質の20万、30万という高価なものまで幅広いくあるため、どのブランドにするか迷ってしまうこともあるでしょう。ここではクロコ財布を取り扱うブランドの中で特にクロコ財布の評判が良いブランドをご紹介します。
尚、クロコダイル専門店からレザーブランド、ハイブランド等が入り混じっていますが、順列にランキング等の意味合いはありません。まずは気になったブランドの製品を見てみることをおすすめします。
GAUDIE(ガウディ)
「クロコダイル製品を買う前に読む本」を出版するほどのクロコダイルに対しての知識、技術、さらにはこだわりを持っている南澤 健一氏が代表のガウディ。ガウディの財布は、クロコダイルが最も映えると言われるセンターの竹腑から丸腑がバランス良く配置される「センター取り」を基本としており、牛革とは扱いが異なるエキゾチックレザーアイテムの製造をプロとする職人が財布を作り上げています。
オーダーメイドが強み
ガウディの公式オンライストアを見てみると、それほど財布はラインナップされていないことに気づきます。これはガウディが「オーダーメイド」のプランが充実していることの裏返しとなります。ひとりひとりの要望を聞き入れ、それを基にプロが提案するというスタイルを採っており、大きさやカタチはもちろん、「現在使っている財布の使用感をそのままに」や「スマートなイメージ」といったものまで時間をかけて聞き入れてくるようです。
さらに面白いプランに「オーナーズワンサービス」というものがあり、クロコダイル1枚を購入し、頭部・肚部・尾部からそれぞれ自分の好きなサブアイテム、メインアイテムを選んでオーダーできるというもの。それぞれ異なるアイテムとして購入するよりも価格や品質の面でメリットがあり、何より自分だけのオリジナルシリーズを作成できるのは非常に特別感があります。
東京クロコダイル
創業40年を迎えた「東京クロコダイル」は、クロコダイルの原革の輸入から染色手配、デザイン、裁断、製造までのラインをすべて一元管理で行っている言わばクロコダイルのプロフェッショナルブランド。そのためラインナップも最上級のスモールクロコからナイルクロコまで、シャイニング加工、マット加工、バニラやヒマラヤ加工まで非常に多彩なシリーズ展開も行っています。アイテムに関しても自分の財布から名刺入れ、ベルト、バッグまでクロコで統一できるほど充実しています。
7日間の完全返金保証が魅力的
そんな東京クロコダイルはどんな理由であろう届いた財布に満足がいかなかった場合、購入にかかった費用を返金する7日間完全返金保証というサービスを提供しています。インターネットショッピングで購入する際の不安要素のひとつの「色味」やひとつひとつの個体によって異なる「ウロコ模様」がイメージと異なった場合に、無償で返金・交換してくれるというのは、これ以上のない安心感があります。
東京クロコダイルは公式オンラインストアを始めとして、楽天やYahoo!ショッピングからも購入することができるのもうれしいポイントです。
三京商会
日本有数のストアである三京商会は独自のルートにより質の高い商品を他ブランドよりも安く販売することを実現しているため、三京商会が得意とするクロコダイル財布も他ブランドよりも比較的リーズナブルな価格で購入することが可能です。スモールクロコを外装に使用した長財布でも10万円と少し、通常のクロコ長財布では10万円以下のアイテムも多くあり、ちょっとした父の日のプレゼントにも最適な価格帯です。
安さの一因として、使用している素材にラムレザーや合皮を使用している箇所もあるのを注意する必要があります。ビビットなラムレザーと厳格なクロコを合わせたバイカラーのファッション製の高いアイテム等もあり、安さ以外にも遊び心がある財布を持ちたい方にもぜひおすすめしたいブランドです。
また製造は国外製造が基本となっているようで、製品説明欄には韓国やベトナムという記述があるため、購入前にはそのことも踏まえる必要があります。もちろん、しっかりとした縫製で品質にも何も問題はなく、更には使用しているクロコダイルにはハイブランド御用達の「エルメスキュイールプレシュー社」や「ヘンローン社」から仕入れた革も採用したアイテムもあり、「素材を楽しむ」という持ち方もあるかもしれません。
BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)
イタリアを代表するブランドのひとつであるボッテガ・ヴェネタには、根強い人気のクロコダイルシリーズが存在します。外装にはボッテガの象徴であるイントレチャートをイメージさせるような竹腑が美しく並んでおり、内装には羊革が採用されているクラシカルなデザインとなっています。外装のクロコはマットな落ち着いた印象のため、気兼ねなく持つことができ普段使いにも活躍できる財布です。
またクロコダイルシリーズには定番の長財布、ラウンドファスナー長財布を始めとしバッグやカードケース、更にはクロコダイルの三つ折りコンパクト財布もラインナップされています。特にバッグやドキュメントケース等は100万円を超えるものも多く「最高級」の名にふさわしいアイテムが揃っています。
アリガトーレソフト ミニウォレット
ボッテガのクロコダイル財布はウィメンズにカテゴライズされているので、公式オンラインストアでお探しの際には「ウィメンズ」からお探しください。
ボッテガ・ヴェネタの公式オンラインストアでクロコダイル財布を見てみる
CYPRIS(キプリス)
そのキプリスの特筆すべきは外装はクロコダイル、内装にはキプリスオリジナルレザーであるシラサギレザーを組み合わせた財布のように様々な皮革の組み合わせを楽しむことができる点です。外装のクロコダイルはもちろん、内装にもこだわりを魅せたい方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
艶クロコダイル&シラサギレザー 長財布
価格 | 151,200円 |
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素材 | クロコダイル・シラサギレザー |
ブランド | キプリスコレクション |
マットクロコダイル 長財布
価格 | 183,600円 |
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素材 | クロコダイル |
ブランド | キプリスコレクション |
COCOMEISTER(ココマイスター)
クロコダイル クルセイダー
クロコダイル パーシモン
クロコ財布に対しての口コミ、評判は?
やはり牛革財布とは異なり、ひと目見ただけでインパクトの強いクロコダイル財布は、人それぞれ持っているイメージや印象は異なります。クロコダイル財布を購入する前に、世間ではクロコ財布に対してどのような評価を付けているのかをピックアップしてみましたので、ご参考ください。
こんにちは。ワニ革財布が好きです。自分の考えではあまり年齢は関係ないかと思われます。本革を風合いを気に入っているか、尊重しているかというライフスタイルだと思います。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11144928181
同じような物を持っても面白くないというアイデアは同意します。
また、印象ですが「若いのに金持ってるな・・・」という
印象が主流だと思います。
私も若いころから持っていました。自慢や見せびらかすために購入しました。今でもそうです。それでいいと思っています。笑
クロコに惹かれるなら絶対クロコにすべきです。 横目で見つつ妥協するとずっとあと引きます。 何よりもリザードは女性受けが絶望的に悪いですし。 ただクロコダイルのマットは丈夫ですが一生使えるとかは考えないほうがいい。まあ、ボロボロでもいいなら結構持つと思いますけど。 どこが駄目になるってコバと接着剤です。 表面はまだいけてもその他がボロボロになってきますので当然のようにみすぼらしくなります。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11120994786
クロコダイル財布を持つ方は、「人からどう見える」というよりも自分が持ちたいという強い気持ちで我を通す方が多いようです。やはり高級財布を持つのであれば妥協せずに本当に自分が気に入った財布を持つのがベストの選び方のようです。
確かにグロテスクに見える部分もあるので、嫌いな方には見るものイヤという方は意外と多いと思います。私もクロコやヘビ、オーストリッチなどは平気(というより好き)ですが、なんとなくエイの表面の感じだけは好きではないので持ちたいとは思いません。
割とそういった受け付ける、受け付けないという部分だけの問題ではないかと思います。高級比較素材のバッグはステータスになるという部分もあるので、その目的で買われる方もいるでしょう。そして同じクロコダイルでも10万で買えるものから百万以上のものまで、種類や品質の良さなどかなり深い面も持ち合わせています。こだわって買われる方は、品質の良さや色などいくつも買われたりしますし、見ただけで皮の良さ(どの場所を使っているとか、高いものだと見た目に気持ち悪い部分は使わないらしいです)など追求すると、その魅力にはまって行くのではないでしょうか。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1456071329
中には、クロコダイルを始めとしたエキゾチックレザーが苦手という方もいらっしゃいます。こればかりは好き嫌いの判断になりますので、どうすることもできません。
またクロコダイル財布を持つ人にはステータスという要素もありますが、クロコダイルの皮革としての美しさに魅了され、持つに至るという方が多いように感じられます。クロコはもちろん、本革やコードバンなど、先人たちが普及させたものにはやはり人々を魅入らせる魅力があるようです。
類似品
エキゾチックレザーの代表的な皮革として世界的に人気の高い皮革のクロコダイル。希少価値が高いため本革となると市場では高値で取引されます。男女ともに人気がある一方で、その「高級」というイメージから若年層からは避けられる傾向にあり、男性の場合は若くて30代、40代から好まれて持たれています。華やかさと重厚感のあるクロコダイル財布は、持つ人を選んでしまう財布ですので本当に自分が持って浮いてしまわないか慎重になるほど存在感のある皮革ですね。
そんなクロコダイルについての基礎知識と購入時に気をつけるべきポイントをおさらいしましょう。
単に「クロコダイル」という表記があるからと言って決して安い価格の商品を購入してはいけません。
アリゲーター、カイマンとクロコダイルの違い
財布に使用される皮革の中でアリゲーターやカイマンという皮革を見かけますが、これらはクロコダイルではありません。ワニにはクロコダイル科、アリゲーター科、ガビアル科の三つに分けられ、アリゲーターとカイマンはアリゲーター科に属しており、クロコダイルはクロコダイル科に属し異なります。しかし、一見すると非常に似ていることからアリゲーターやカイマンを「クロコダイルとして」売ろうとする販売店もあるので注意が必要です。
クロコダイルの皮革は種類にもよりますが、一つ一つの鱗に穿孔(ピット)が存在しており、小さな穴のようなものが見え、鱗は規則正しく並びきめ細かい特徴を持ちます。反面アリゲーターは穿孔(ピット)が存在せず、鱗が長方形でクロコダイルよりも安値で取引されます。カイマンもクロコダイルよりも安く入手することができ、クロコダイルよりも鱗は硬く、左図を見てもわかるようにシワのような模様が特徴です。もちろん、カイマンやアリゲーターだからダメというわけではなく、クロコダイルとイコールではないというお話でした。
偽物には注意が必要
上記でご紹介したとおり、クロコダイルは財布に用いられる素材の中でも最高価格のため、巷には偽物も多く存在すると言われています。海外のハイブランドが販売するクロコダイル財布はウン十万するものも珍しくないため、悪徳業者からすれば恰好のアイテムとも言えます。
外見を見て偽物と判断する要素として以下の二つがあります。
- 穿孔の有無
- 鱗の均一性
穿孔は鱗に付いている小さな穴のことで、本物のクロコダイルにしかない特徴です。また生き物であるクロコダイルの鱗はすべてが均一というのはあり得ず、一つ一つの財布が僅かでも異なる模様を持ちます。
しかし、これらを判断するにはプロの眼が必要で、年々偽物のクオリティも高くなって来ており、素人である私達が見て判断するのは「不可能」と言ってもいいでしょう。
私達が偽物ではない本物のクロコダイル財布を持ちたいのであれば、確実な方法は唯一つで、上記でもピックアップしたクロコダイル専門店及びレザーブランドの公式店舗、公式オンラインストアからの購入という方法に限ります。なにも難しい判断をする必要はなく、安い中古やフリマサイトから買うのではなく、列記とした名のある公式オンラインストアから購入しましょう。それだけで偽物を掴まされる可能性は0になります。